高市早苗政権が衆議院解散に踏み切ったと仮定した場合、その背景を「国内事情」だけで説明するのは不十分である。
むしろ、世界情勢の急変、特にアメリカの安全保障政策の転換を強く意識した結果ではないかという見方が浮かび上がる。

トランプ大統領再登場以降、
- アメリカは従来の「世界の警察」からの明確な後退
- 中東・南米・東欧への直接介入を避ける姿勢
- 自国(特に西半球)最優先の外交・軍事戦略
を鮮明にしつつある。
この変化は、日本にとって致命的な戦略環境の変化を意味する。
高市早苗政権は本来、衆議院解散を考えていなかった
経済成長を最優先に掲げる高市早苗政権にとって、
衆議院解散は 最も避けたい政治日程 だったと考えられる。
- 財政出動
- 産業投資
- 技術立国としての再成長戦略
これらは、安定した政権基盤がなければ実行不可能だからだ。
それでも解散を決意したとすれば、それは
👉 経済よりも優先すべき国家的危機を認識した
という一点に尽きる。
アメリカは「世界の警察」をやめ、西半球を守る

トランプ外交の核心は一貫している。
- アメリカは全世界を守らない
- NATOでさえ「自助努力」を求める
- 中東・アジアへの軍事関与は限定的
アメリカが守るのは、
アメリカ本土と西半球(南北アメリカ大陸) である。
この現実は、日本の安全保障にとって
戦後最大の前提崩壊 と言ってよい。
中国の台湾攻撃に、アメリカは「助ける」と明言していない
アメリカはこれまで一貫して
「台湾防衛を明言していない」。
武力行使を伴う場合、
日本にとっては 存立危機事態になり得る にもかかわらず、
- アメリカは自動参戦を約束していない
- トランプ大統領はこの曖昧さを意図的に維持している
この点を、高市早苗は 冷静かつ現実的に直視した と考えられる。
高市早苗は「自国を守る」ことの重大さに気づいた
ここで重要なのは理念ではない。
- 憲法論でもない
- 感情論でもない
「アメリカが来ない可能性」を前提に、日本はどう生き残るのか
この一点である。
高市早苗は、
👉 日本が自分の力で国を守れない状態にある
👉 時間が残されていない
という結論に至った可能性が高い。
解散しなければ、防衛予算は組めない
防衛力強化には、避けて通れない現実がある。
- 巨額の防衛予算
- 憲法解釈・関連法制
- 国民的理解と政治的正当性
これらは、選挙を経た強い民意なしには不可能である。
つまり、
👉 解散=政権延命ではない
👉 解散=国家防衛のための政治的手続き
という判断があったと見る方が自然だ。
まとめ
高市早苗政権が解散を決意したとすれば、その本質は以下に集約される。
- 世界はもはや日本を守ってくれない
- アメリカは日本の代わりに戦わない
- 経済成長より「国家存続」が先に来た
解散とは、
日本が「戦後の幻想」から目を覚ますための政治決断
だったのかもしれない。

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